スロープは段差に取りつけて使い、歩行者ならびに車いす使用者の移動を簡単にする設備です。選び方として以下の基準があります。

屋内用か屋外用か

スロープには大きく分けて、屋内用と屋外用が存在します。

屋内用のスロープは、敷居と廊下の間など住宅内の段差を通行しやすくするために使われます。
一方、屋外用のスロープは歩行時や車いす使用時の段差を埋めるために使われる、比較的大型のものです。

スロープを使う必要性はあるか

利用する方の状況によっては、スロープの使用が不適当な場合もあります。例えば、病状や治療器具の状況によって傾斜面の歩行が難しい方には向いていません。また、歩行器や多点杖を使用している場合は移動しづらくなります。

段差の移動を簡単にするためなら、踏み台を設けるなど他の方法も検討するべきかもしれません。

段差の大きさは?

スロープの傾斜が急すぎると、使いづらくなってしまいます。設置する際には、取りつけたい段差の大きさとスロープのサイズが合うか注意しましょう。

一般的に、介助者が車いすを押して進むときは段差の約6倍の長さ、傾斜角度約10度が適切であると言われています。つまり、乗り越える段差が30cmならば180cmのスロープが適しています。
車いすを自走させる場合はさらに緩やかなスロープが必要です。この場合は、段差の約12倍の長さ、傾斜角度約5度のスロープが適しています。

材質は?

スロープの材質は屋内用では木製、プラスチック製、ゴム製が多く、屋外用ではアルミ製、カーボン製が多くなっています。すべりやすさや耐久性に関わってくるため、使用目的および使用場所に適した材質を選びましょう。

例えば、ゴムは紫外線で劣化し強度が低くなるおそれがあるので、屋外での使用には不適当です。